
トーコさん(高校生)
「うまくはなかったんです。
やりたいようにできないのに、
気持ちだけが先に行っている」
始めたころ
もともとは友達とK-POPを踊っていました。自分たちで振りを覚えて、動画を見て真似して。こだわりが強くて、言いたいこともはっきりある方だったんですけど、うまくはなかったんです。
ちゃんと基礎からやりたいと思ってマンチカンに来ました。行ってみたら、姿勢から違った。「猫背」ってすごく言われたのを覚えています。
できると思っていたことが、できなかった。一度へこみました。
最初の発表会でバトルを見て、「バトルがやりたい」と言い出したのもその頃です。
「ダンスでも行けるんや」
留学を考えたのは、まわりに海外へ行った人が多かったからです。留学って勉強のイメージが強かったけれど、そうじゃない道があると知って。英語もちゃんとやりたかったので、そこが自分の中でつながりました。
ちょうどそのとき、トビタテ(文部科学省の留学支援制度)の募集を見つけて、応募しました。
向こうで
言葉が通じないのが、いちばん大変でした。レッスンで「一人で踊って」と言われても、何がよくて選ばれたのかも分からない。ニュアンスが受け取れないから、自分のセンスだけで踊るしかなくて、それが合っているのかも分からない。
自分のダンスを「いいやん」と
認めてもらえた。
先生に選んでもらえて、「ここをこうしたらもっとよくなる」と直接言ってもらえたときは嬉しかったです。日本だと「これは恥ずかしいかな」と思って抑えていたことが、向こうでは逆に評価される。そういう表現の仕方があるんや、と学べました。
帰ってきて
練習の仕方が変わりました。それまでは先生を見て真似して、正しく踊ろうとしていたけど、自分の中の表現を見つけた方がいいと思うようになりました。
ダンス以外でも、思っていることをはっきり言えるようになったと思います。
マンチカンでよかったのは、レッスンの中だけじゃなくて、外に出してくれたことです。「バトル行っといで」「このイベント出てみ」って声をかけてもらえることが多くて、それがすごく大きかった。
本気でやりたいなら、どんどん出た方がいい。親は心配すると思うから、そこは自分の言葉でちゃんと説明できるようになること。それができるようになったら、たぶん自分から海外に行きたくなると思います。